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小室達と伊達政宗卿騎馬像 [人物]

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 宮城県仙台市のシンボルといえば、誰もが仙台城址の伊達政宗騎馬像を思い浮かべることに異論はないであろう。放送メディアのなかで仙台市やそのトピックスを紹介する際には、必ずといってこの銅像をワンカット目に写し出すのはすでに定番といえる。さらに、お土産の包装紙や七夕のポスター等には、写真やシルエットが当り前のようにモチーフとして印刷されているのは周知のとおりだ。

 だが、この像は仙台市民にしてみれば、渋谷駅のハチ公像のように日常普段から目に親しんでいるというものでもない。仙台城址は駅周辺の中心地から少々外れた場所に位置している。市内在住の方でさえ、日常的に青葉山に登るという人はそう多くはないのではないか。それゆえ、平成20年までJR仙台駅構内に置かれていた白い政宗公騎馬像の方が、余程市民には馴染み深いものであった。(1)

 それでも、千代とかぎらず発展し続ける仙台の街並を見下ろす城址に、騎馬像を制作できた彫刻家小室達にしてみれば、伊達領内に生まれ育った者としても一代の栄誉であったに違いない。

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瀧廉太郎 自作詩『古城』への想いは『荒城の月』へと受け継がれたのか [人物]

 昭和55年に製作された夏目漱石原作のアニメ『坊っちゃん』の劇中で、退職したウラナリを見送る坊っちゃんが、松山城址の石垣の上で『荒城の月』を謡うシーンがあります。

  声を演じる西城秀樹さんが哀感漂う情景の中で、背筋を伸ばし、凛として歌い上げる印象的な場面だったことを憶えています。

  その日本人なら誰もが知る『荒城の月』、多くの研究者や信奉者たちが曲のメロディをイメージした城址について、著書や意見を数多く書いているが、それらはほぼ豊後竹田の岡城か越中富山城、作者瀧廉太郎が幼少時を過ごした心象風景の中からイメージしたであろうとする説に落ち着いているようだ。

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